adapter property can only be provided PrismaClient
hono, cloudflare workers, prisma, d1を使って開発しているとき、以下のエラーが出ました。
PrismaClientConstructorValidationError: "adapter" property can only be provided to PrismaClient constructor when "driverAdapters" preview feature is enabled.
このエラーメッセージは、Prisma Clientのコンストラクタに「adapter」プロパティを渡そうとした際に、driverAdapters
のプレビュー機能が有効になっていないことを示しています。以下の手順でこの問題を解決できます。
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Prismaの設定ファイルを確認する:
schema.prisma
ファイルのgenerator
セクションに、previewFeatures
としてdriverAdapters
を追加します。例えば、以下のように書きます:generator client { provider = "prisma-client-js" previewFeatures = ["driverAdapters"] }
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Prisma Clientを再生成する:
設定を変更した後、Prisma Clientを再生成する必要があります。以下のコマンドを実行してください:npx prisma generate
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コードを確認する:
その後、PrismaClient
のインスタンスを作成する際にadapter
プロパティを指定している部分を確認し、正しく呼び出されているか確認してください。
これでエラーが解消されるはずです。もしそれでも問題が解決しない場合は、Prismaのバージョンや使っている他のパッケージが適切であるかも確認してみてください。
npx prisma generate
したら以下のエラーに代わりました。
PrismaClientValidationError: Prisma Client was configured to use the `adapter` option but it was imported via its `/edge` endpoint.
このエラーメッセージは、Prisma Clientのadapter
オプションを使用しているにもかかわらず、/edge
エンドポイントからインポートされたことが原因で発生しています。/edge
エンドポイントは、Cloudflare Workersなどのエッジ環境向けに最適化されており、一部の機能がサポートされていないため、adapter
オプションを利用することはできません。
この問題を解決するには、以下のいずれかの方法を試してください。
オプション1: /edge
エンドポイントの使用を避ける
adapter
オプションを使用する場合は、通常のPrisma Clientをインポートしてください。具体的には、以下のようにインポート文を変更します。
// ここで通常の Prisma Client をインポートします。 import { PrismaClient } from '@prisma/client';
オプション2: adapter
オプションを使用しない
もしadapter
オプションを使う必要がないのであれば、コードからその設定を削除します。これにより、エッジ環境でもPrisma Clientを問題なく使用できます。
オプション3: Cloudflare Workers用の最適化を行う
必要であれば、Cloudflare Workers向けのプラグインやライブラリを使って、Prismaを適正に利用する方法もありますが、その場合は各ライブラリやプラグインのドキュメントを参照してください。
プロジェクト全体の確認
これらの変更を行った後、もう一度npx prisma generate
を実行し、すべてのエラーが解消されたか確認してください。
注意
Prismaの最新の情報や機能については、公式のPrismaドキュメントを確認することをお勧めします。
npx prisma generate
は具体的に何をするコマンドですか
npx prisma generate
は、Prismaのスキーマ定義に基づいてPrisma Clientを自動生成するコマンドです。このコマンドを実行することで、データベースとの対話に使用するためのTypeScriptまたはJavaScriptライブラリが生成されます。具体的に何を行うかは以下の通りです。
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スキーマの読み込み:
schema.prisma
ファイルを解析し、データベースのモデルやリレーションの定義を読み込みます。 -
クライアントコードの生成: データベーススキーマに基づいて、Prisma Clientのコードを自動生成します。これにより、開発者は型安全な方法でデータベースにクエリを発行できるようになります。
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エンドポイントの準備:
@prisma/client
パッケージにクライアントが登録され、必要なエンドポイントが準備されます。これにより、import { PrismaClient } from '@prisma/client';
という書き方で生成されたクライアントを利用できるようになります。 -
データベースの変更を反映: データモデルに変更があった場合(例えば、フィールドの追加や削除など)、
npx prisma generate
を再実行することで、変更を反映したクライアントコードを生成できます。
以上のように、npx prisma generate
はPrismaを使ったデータベース操作において非常に重要な要素であり、スキーマの変更に応じてクライアントを再生成することで、最新の状態を保つ役割を果たします。