Cloudflare d1のbatchをPrismaで使う
Cloudflare d1のbatchをPrismaで使う方法を教えてください。
例えばD1 client apiを使用するときは以下のようになります。
await db.batch([ db.prepare("UPDATE users SET rank = ?1 WHERE user_id = ?2").bind(1, 17), db.prepare("UPDATE users SET rank = ?1 WHERE user_id = ?2").bind(2, 19), ]);
例えばDrizzle ORMではを使用するときは以下のようになります。
const rawDb = env.DB; const db = drizzle(rawDb); const q1 = db.insert(...).toSQL(); const q2 = db.insert(...).toSQL(); await rawDb.batch([ rawDb.prepare(q1.sql).bind(...q1.params), rawDb.prepare(q2.sql).bind(...q2.params), ]);
const db = drizzle(...); await db.batch([ db.insert(...), db.insert(...), ]);
Cloudflare D1のBatchをPrismaで使う方法については、Prisma自体には直接的なBatch処理のサポートはありませんが、複数のクエリをトランザクション内で実行することができます。
以下は、Prismaを使用してCloudflare D1に対して複数の更新を行う一例です。トランザクションを使用することで、複数の操作を一つのバッチとして実行することが可能です。
const { PrismaClient } = require('@prisma/client'); const prisma = new PrismaClient(); async function updateUserRanks() { const userUpdates = [ { user_id: 17, rank: 1 }, { user_id: 19, rank: 2 }, ]; const promises = userUpdates.map(async (update) => { return prisma.users.update({ where: { user_id: update.user_id }, data: { rank: update.rank }, }); }); await prisma.$transaction(promises); } // 使用例 updateUserRanks() .then(() => { console.log('ユーザーのランクが更新されました'); }) .catch((error) => { console.error('エラーが発生しました:', error); }) .finally(async () => { await prisma.$disconnect(); });
上記のコードでは、prisma.$transaction
を使用して、複数のupdate
操作を一つのトランザクションとしてまとめています。この方法により、全ての操作が成功するか、いずれかの操作が失敗した場合には全ての操作がロールバックされます。
このやり方はCloudflare D1を利用している場合にも適用できますが、使用するデータベースやORMに応じて接続方法やクエリ内容は適宜調整する必要があります。
なんか違う気がする
D1のdb.batchに渡すためにPrismaでSQL文字列を発行する方法を教えてください。
Prismaを使用してSQL文字列を直接生成し、それをCloudflare D1のdb.batch
に渡す方法について説明します。Prismaは通常、ORMとして設計されているため、SQL文字列を直接使うことは一般的ではありませんが、$executeRaw
メソッドを使うことで、生のSQLクエリを実行することができます。
以下の例では、Prismaで生成したSQL文字列をdb.batch
に渡す方法を示します。
const { PrismaClient } = require('@prisma/client'); const prisma = new PrismaClient(); async function batchUpdateUserRanks(db) { const updateQueries = [ { rank: 1, user_id: 17 }, { rank: 2, user_id: 19 }, ]; const batch = updateQueries.map((update) => { const sql = ` UPDATE users SET rank = ${update.rank} WHERE user_id = ${update.user_id}; `; return db.prepare(sql); }); await db.batch(batch); } // 使用例 (async () => { const rawDb = env.DB; // 環境変数からDB接続を取得 await batchUpdateUserRanks(rawDb); })();
説明:
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SQLクエリの生成:
updateQueries
配列に、更新したいデータを格納します。map
関数を使って、それぞれの更新クエリを生成し、SQL文字列を作成します。
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DBバッチ処理:
db.prepare(sql)
メソッドを用いて、各SQLを準備します。- 最後に、
db.batch(batch)
を実行して、複数のSQLを一度に送信します。
このアプローチでは、SQLインジェクションのリスクを避けるため、パラメータバインディングを使用することも考慮してください。そのためには、バインディング機能を適用するための手法を開発する必要があるかもしれません。例えば、クエリにプレースホルダーを使用して、適切にバインドすることを検討してください。
生のSQLを書く方法が知りたいのではないです。
PrismaのクエリからSQL文字列を生成したいのです。
Prismaを使用してクエリを生成し、その結果として得られるSQL文字列を取得することができます。Prismaは内部的にSQLを生成しますが、直接そのSQL文字列を取得する方法は標準APIには用意されていません。しかし、prisma.$connect
とテレメトリを利用して間接的に取得することが可能です。
以下の方法で、Prismaのクエリから生成されるSQLを確認することができます。
SQL文字列を取得する方法
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環境変数の設定:
PrismaのDEBUG
環境変数を使って、クエリが実行される際のロギングを設定します。ターミナルで以下のコマンドを実行します。export DEBUG="prisma:query"
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実際のクエリを実行:
Prismaクライアントを使用してクエリを実行します。以下は、例としてデータをクエリするコードです。const { PrismaClient } = require('@prisma/client'); const prisma = new PrismaClient(); async function main() { const users = await prisma.user.findMany(); console.log(users); } main() .catch(e => console.error(e)) .finally(async () => { await prisma.$disconnect(); });
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コンソール出力を確認:
上記のスクリプトを実行すると、生成されたSQLクエリがコンソールに出力されます。これにより、Prismaが生成したSQL文が確認できます。
注意事項
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上記の方法は開発環境でのデバッグ用です。本番環境でこのロギングを有効にすることは、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
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Prismaは、SQL文を明示的に返すためのAPIを提供していないため、クエリごとにどのようなSQLが生成されるかを確認する際に、デバッグ環境でのロギングが最も簡単で一般的な手法となります。
以上の方法を用いて、Prismaを使用して生成されるSQLクエリを確認することができるでしょう。